日本陶磁器産業振興協会
洋食器100年の歴史

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洋食器100年の歴史・MENU
洋食器100年の歴史 1日本の洋食器生産の黎明
洋食器100年の歴史 2洋食器セットの完成に向けて
洋食器100年の歴史 3洋食器セットの誕生
洋食器100年の歴史 4国際的な競争
洋食器100年の歴史 5日本の洋食器生産の発展
洋食器100年の歴史 6戦前における洋食器生産の黄金期
洋食器100年の歴史 7戦争の混乱と技術保存
洋食器100年の歴史 8戦争が終結して
洋食器100年の歴史 9高度経済成長とともに
洋食器100年の歴史 10変動為替制度と輸出品への影響
洋食器100年の歴史 11一般家庭への普及
戦前における洋食器生産の黄金期
日本の米国輸出はファンシーウェアの流行とともに発展しましたが、特に米国ラーキン社などの通信販売網が米国内で発達し、そのカタログで日本の洋食器が多く掲載されたのです。中でも洋食器揃「アゼリア」は、ラーキン社から直接日本陶器に発注されたパターンであり、ベストセラー商品でした。これを契機に日本の洋食器需要は多種に拡がり、後に高級品も掲載されるなど洋食器生産技術も成熟し、黄金期を迎えることとなったのです。初期の日本硬質陶器製(現・ニッコー)コーヒー碗皿とラスター釉ベリーセット日本硬質陶器(現・ニッコー)
たとえば、産出量が僅少で高価なコバルトを主原料としたルリ(濃紺)や、金を主原料としたマロン(深紅)などで渕が塗られた上に金彩を施した白色磁器食器の生産が始められ、現在でも高級食器の代名詞として生産されている、「アザレア」洋食器揃(1913-1941)日本陶器(現・ノリタケ)牛の骨灰を磁器原料に20%ぐらい含ませたボーンチャイナも開発されました。さらに、アイボリー地、上絵転写、金転写を駆使した「三段貼り」などの手の込んだ製法が導入され、さらに華麗で高級な洋食器が生産されました。また、金そのものを装飾としてふんだんに使った豪華な洋食器揃が作られ、資産家や名家、海外渡航船の一等船室、老舗ホテルなどで供される高級な洋食が出される食卓など、ハイクオリティーな環境で使われる食器として続々と採用されたのです。

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戦争の混乱と技術保存
陶磁器による金属代用品 昭和17年(1942)、第二次世界大戦の勃発によって、最も輸出の多かった米国とは敵対関係となったため、モリムラブラザーズニューヨーク店を閉店しました。さらに戦時中は、窯業を行っていた工場のほとんどが国指定の軍需工場として、耐酸磁器製調合槽や手榴弾などの陶製兵器工場以外に製造用材料となる研削砥石や金属代用品を生産する工場として機能することとなったのです。輸出によって販路を築き上げた洋食器生産は終焉し、陸軍や海軍への軍施設における「国民食器」の生産に移行されたのでした。

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戦争が終結して
国民食器各種 陸軍用食器、海軍用食器(1943-1945) 昭和20年(1945)8月15日に終戦を迎えますが、敗戦した日本は、都市部は空襲で打撃を受け、洋食器生産工場も破壊されました。また、洋食器生産のための原料、道具、工員たちが不足し、工業復興に困難を極めたのでした。しかし、日本製洋食器に関する品質の高さや美しさ、欧米諸国のものよりも手ごろな価格で購入することができたことから世界中に愛されたこともあり、終戦直後に復旧した工場もあります。名古屋製陶所のあった鳴海の工場は、戦時中は軍需品工場として稼働したが、終戦後には住友軽金属鳴海工場として再び洋食器揃を生産する工場に復興しました。日本陶器の工場もまもなく製品を出荷できるようになりました。(満足の得られる品質までは別裏印)

昭和24年(1949)から昭和46年(1971)までの22年間は1ドル=360円という固定為替レートが実施され、米国向けの輸出が有利となった日本の陶磁器メーカー、輸出商社は主要市場の米国や東南アジア諸国の在庫不足を補う販売で大きく発展しました。

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